戦争遺跡
昨日の新聞に「練習機格納庫保存を」という記事がありました。
鈴鹿市にあるNTT西日本鈴鹿研修センター跡地にある、太平洋戦争中の海軍練習機の格納庫を「貴重な戦争遺跡」として残してほしいとの要望が出ているという内容でした。
思えば4年と少し前、ここで小栗康平監督の「埋もれ木」という映画の撮影が行われました。
広大な敷地と広い格納庫を利用したセットの設置など、映画を作るのには最適な場所だったのでしょう。
写真奥に見えるのがその格納庫です。
その映画の制作スタッフとしてボランティアをしていた私は、ここが海軍の航空基地だったということをその時初めて知りました。
その時のことで忘れられない思い出があります。
確か終戦記念日(定かではありませんが)だったと記憶していますが、一般の方に敷地内のセットを公開したことがありました。
その日は駐車場の整理係として働いていたのですが、訪れた一組の家族の方に話しかけられました。
その家族の中に一人のおじいさんがいらっしゃいました。
話を聞くと、戦時中この航空基地で働いていたとのこと。
懐かしくなりたまたまここを通りかかったところ、偶然にも普段は閉鎖されているこの研修センターに入ることができたそうで、大変喜んでおられました。
その時の格納庫を見つめるおじいさんの顔、家族の方の安堵した表情は今でも忘れることができません。
この格納庫を残すべきかどうかは私にはわかりません。
しかし過去の戦争を語る人が少なくなってきている今、形として何かを残していくのも、後世に戦争のことを伝えていく一つの方法のような気がします。
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投稿: tuji | 2008年12月 4日 (木) 23時47分